Kumagusuku

無限遠Ⅱ ー天部尊願飾ー

ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所では、このたび現代アート展《 無限遠Ⅱ ー天部尊願飾ー 》を開催します。

本展は同時期(9/30〜10/22)に二条室町にある第一会場のgallery SUGATAで開催する山ノ瀬亮胤展『無限遠 ー見える音、聴こえるかたちー 』に連動して行われるものです。

山ノ瀬作品は展開の幅が広く、主題ごとに会場を分けて展示する必要がありました。第一会場の展示と併せて交互にご観賞いただけると、いっそう作品へのご理解が深まるものと思います。

また、クマグスク2階にある施設・ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所では、日本在来ノ眼鏡の伝統を受け継ぐ『 和眼鏡 』の展示を致します。

会場ごとに変化する世界観をお愉しみいただければ幸甚と存じます。

展覧会名
無限遠Ⅱ ー天部尊願飾ー

場所
kumagusuku 1階ギャラリー

会期
2023年10月4日(水)〜8日(日)
11:00〜17:00
但し土日のみ11:00〜18:00

入場無料


天部尊願飾とは
視覚研究所所長の山ノ瀬が東日本大震災を契機に取り組むライフワークとする制作活動。国内の展示の他、国外ではスイス・バーゼルのミュージアムでの招聘展示を行っています。

仏像は衆生の救済ための武具や道具などを身につけていますが、その姿が成立した時代に眼鏡は無かったため、それを手にしている仏像はありません。

しかし和眼鏡は日本で作り始められてからすでに400年。多くの先人の努力や工夫の蓄積があり、文化や経済を支えてきました。

もし仏像が成立する時代に眼鏡があれば、持物となる資格を持つのではないでしょうか。

『天部尊願飾』は和眼鏡の伝統を受け継ぐ制作者の先人への想いを形にした空想の持物です。