鈴木彩菜・小野屋宏人 二人展『どくもぐうごく』
2023/8/9[水]〜8/13[日]
よく目を凝らさなければ人の目には見えない人と自然の関係。
その中でも私たちは人と花、人と水に目を向けた。
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植物は子孫を増やすため、虫に頼った。その代わり、虫に食事、休息、生殖・産卵の場として自らの体を使ってもらっている。
このように花と虫は互いに依存し合いながら今日まで生き延びてきた。対して花と人との関係はどうだろうか?
人は植物に多くの恩恵を受けてきた。だが、人は花をコミュニケーションツールのひとつの道具として、あるいは食材として扱っていることが多く、受けた恩恵に見合うリターンを花に行わなかった。
そのおかげで 2030 種の植物が絶滅の危機に迫られている。
花には生命がある。都合よく利用してきた我々のその目を花や虫に変えたらどうなるのだろう?
また、人の体は 60〜70%が水分で構成されている。
この水というのは、いわゆる必需品で人に限らず生物には必要不可欠である。
体をまわるこの水は何処からきて、どんなルートをわたってきているのかは、自分だけでなく周りも見る必要があるだろう。
雲、霧、海、雨、水蒸気などいろんな形をした水が、この地球上で姿形を変えながら動いている。
今まさに変動しているのだ。気温や環境の変化と共鳴しながら。人は水を動かしながら、なおかつその変化を目にすることができる。
この水を身近に感じるために、もし掴むことの出来ない水や風を触ることができたら?
可能性を秘めているこの世界を、自らを変身させることで視線を合わせ、今を発見してほしい。
インスタレーション作品を中心に様々な花や水に関わる作品を展示。
会期中にはボタニカルキャンドル作り・グラスガーデン作りができるワークショップも同時に開催。
ご興味のある方は下記フォームにて、参加申し込みをお待ちしております。
※ワークショップの材料がなくなり次第終了となりますので、ご了承のほどよろしくおねがいいたします。
https://forms.gle/8f3koNBdnTAhjgW88
↑ワークショップ参加申し込みフォーム
●ボタニカルキャンドル作り
日程:8月12日(土)
時間:13:00-15:00
参加費:800円
講師:鈴木彩菜
備考:捨てられてしまうお花を使ってキャンドルを作ります。葉っぱや、捨ててしまう野菜の皮など入れてみたいものがありましたらご自由に持参くださいね!
●グラスガーデン作り
日程:8月9・10・11日(水・木・金)
時間:13:00-15:00
参加費:800円
講師:小野屋宏人
備考:生物の水・地球上の水・大気中の水を意識しながら、立体パーツや石などを組み合わせて水のためのグラスガーデンを制作します。自分にとって水ってどんな形をしているのだろう?これはどこの水と触れ合った石なのだろうか?水への思いを馳せながら一緒にグラスガーデンをつくりましょう!
〈作家紹介〉
○鈴木彩菜/Ayana Suzuki
静岡県出身。京都芸術大学空間演出デザイン学科・空間デザインコース4回生。
instagram : @eye_ _ _ _i
○小野屋宏人/Hirojin Onoya
静岡県出身。多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻在学中。
instagram : @hirojin_onoya
鈴木彩菜・小野屋宏人による二人展
『どくもぐうごく』
会場:kumagusuku 京都市中京区壬生馬場町37-3
会期:2023/8/9[水]〜8/13[日]
時間:11:00〜17:00(最終日[13日]は15:00まで)
期間中無休・入場料無料
お問合せ:dokumogu3@gmail.com