Kumagusuku

SANU SANU

奥 祐斉 写真展「SANU SANU」
2022.4.6(水)〜4.10(日)
11:00~17:00

西アフリカに位置するニジェールという国で、村づくりを手伝うことになった。きっかけは、ニジェールの村へたった1人で出向き、そのまま12年住み続けている三木夏樹さん。村では、道徳観が育まれる前に便利な道具が流入し、若者が荒れ狂いはじめ、自己中心的な豪農が増え、人が人を破壊してどんどんと荒廃し続けているという。そんな中、生きづらさを感じている村人たちが手を上げて、土地を購入し(土地が誰かのものになり値段が付いているのは近年のこと!)200村から20家族近くが移住することになった。もしかしたら武装勢力に潰されるかもしれないし、途中で頓挫してしまうかもしれない。だけど彼らは、関係資本をベースにし、ハウサ族、トゥアレグ族、フラニ族という異なる民族が共存することに挑戦する。この村を1つのモデルとして、近隣の村に道徳観を育み、一人一人の生きづらさを解消していくことが目標だ。

ぼくが2021年末から2022年の始まりに掛けて撮影してきた写真を通じて、新しい村をつくる人たちを紹介する。

「SANU SANU」とは、現地の言葉で「やあやあ」という挨拶であり、「ゆっくり行こうぜ」という意味。展示期間中は基本的に在廊予定です。是非、ゆっくりお話ししましょう。


奥 祐斉(おく ゆうさい)(bona.Inc 代表 /「となり」主宰)
1991年千葉県生まれ。106の国と地域を回った旅人。
かつて暮らしたアフリカで心が救われた経験から、日本にアフリカの多様でおおらかな価値観(アフリ観)を輸入すべく活動。地域、宗教、世代を超えたオンラインコミュニティ「となり」を主宰し、対話にこだわるオンラインイベントを同時多発的に開催し続けている。

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