KYOTO ART HOSTEL Kumagusuku

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瀬戸内国際芸術祭2013の一貫として開催された「醤の郷+坂手港プロジェクト」は、香川県小豆島の醤の郷と坂手港エリアを舞台に、アーティストだけでなく建築家やデザイナー、行政、島民、来島者を巻き込み、芸術祭に終わらない島の住民との関係をつくることをめざして展示やワークショップ等さまざまな取り組みが行わた。プロジェクトは「観光から関係へーRelational Tourism」をテーマに今も継続されている。kumagusukuは夏・秋会期でプロジェクトに参加。坂手港にある観音寺というお寺の元宿坊を改装し宿泊型のアートスペースを3ヶ月限定で開催した。宿坊の浴室を使った展覧会は、森美術館キュレーターの椿玲子を企画アドバイザーに迎え、現代美術作家 土屋信子の個展「Ace of Heart vol.7」が開催された。浴室に展示された作品は、作家自らが探して手に入れた小豆島の廃材を用いて制作され、人の記憶と想像力を誘発する空間をつくりあげた。会期中、宿泊客は浴室で実際にシャワーを浴び、裸で展示を鑑賞することができた。裸で作品と対峙する体験は、普段、美術館やギャラリーでの鑑賞とは全く異なった親密な関係を、鑑賞者と作品の間に作り出した。

また、会期中、京都市立芸術大学の日本画専攻出身で保存修復の古典技法を使った作品を制作する小鐵さんを招き、アーティストインレジデンスを行った。約一ヶ月間の滞在中、kumagusukuの一室に滞在しながら、小豆島・坂手の歴史や文化をモチーフとした襖絵を制作。その様子は一般に公開され、地域住民も訪れ交流を深めた。完成した作品はクマグスクの開催場所であった観音寺に寄贈された。

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Exhibition Information

【展覧会会期】 2013年7月20日〜11月4日
【出品作家】 土屋信子(現代美術作家)、小鐵裕子(日本画家)
【企画】 矢津吉隆(現代美術作家)、井上大輔(現代美術作家)
【企画アドバイザー】 椿玲子(森美術館アソシエイト・キュレーター)
【後援】 小豆島町坂手地区自治会、小豆島町
【共催】 坂手んごんごクラブ
【空間構成】 dot architects(建築家)
【グラフィックデザイン】 UMA / Design farm
【作庭デザイン】 ZZZ design studio
【協力】 Arts and Law、おかひろし、観音寺、行政書士藤本寛事務所、京都造形芸術大学ウルトラファクトリー、小鐵裕子、実近修平、 SCAI THE BATHHOUSE、多田智美
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Artist Information

1981年岡山県生まれ。京都市立芸術大学在学中、保存修復専攻にて東洋絵画の模写、修復技術を学ぶ。2007年よりアンテナに参加。以降アンテナ絵師と並行して、日本画顔料を用いた歴史的彩色法での現代アート制作活動を行っている。

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Archives

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2013年7月〜11月
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