KYOTO ART HOSTEL Kumagusuku

村田 のぞみ・和田 淳 展 残り香 -ここにあるということ-

村田 のぞみ・和田 淳 展 残り香 -ここにあるということ-

村田 のぞみ・和田 淳 展
残り香 -ここにあるということ-

記憶は自分という存在の残り香だ。表現者はその時々に捉えていた手触りや時間、感情を作品に残り香として組み込み、昇華させる。鑑賞者はその作品を見ることで、それぞれの経験や記憶、想いを重ね合わせ、新たな残り香を作り出す。 本展において村田のぞみは、絡み合うステンレス線で空間を織り上げ、存在の痕跡や時間の積み重なりを視覚化させるインスタレーション作品を発表する。瀬戸内国際芸術祭 2019 に出品した作品を発展させたものであり、作家にとって初めての屋外展示となる。和田淳は、人や動物の捉えどころがない不思議な物語を繊細な線描のアニメーションで表した作品を出品。独特の間合いや動きが反復し、どこか遠い世界の出来事がすぐそばを通過していったかのような余韻を残す。彼らの作品は互いに絡み合いながら、鑑賞者の体験と記憶を通して刻々と移ろいゆき、最後には形のない印象や何らかの感情を秘めた「残り香」として私たちの体に刻まれるだろう。

会 期|2020年1月24日(金)〜2月2日(日) 平日16時〜21時 土日11時〜21時 入場無料
◆関連イベント
『アーティスト・トーク 村田のぞみ×和田淳』
2020年1月26日(日)16時―17時 参加無料・予約不要
* トーク終了後に温かいドリンクのご用意があります。

主 催|京都精華大学 現代アートプロジェクト実行委員会
企 画|大瀬良みう/奥村凌太郎/片木雪乃/上坂優成/澤村花霞/静村奈々/田中明日香/千振真明子/中野靜代/野村百合子/毛利由実/森栄大貴/山崎祐哉
監 修|吉岡恵美子(京都精華大学芸術学部教員)
デザイン|花 戸 麻 衣
公式 Facebook|https://www.facebook.com/seikaartproject/
*本展は、キュレーションを学ぶ京都精華大学の授業 「現代アートプロジェクト演習4」の受講生が企画し、運営するものです。

村田 のぞみ MURATA Nozomi
1994年奈良県生まれ。2017年京都精華大学芸術学部テキスタイルコース卒業。細いステンレス線をより合わせながら空間に張り巡らせる作品で近年注目を集めている。その場所や見る人の中に宿る時間・記憶・存在をステンレス線でなぞり、浮かび上がらせていくような身振りで制作を行う。 主な展覧会は、個展「BUBBLES」(2019、KUNST ARZT / 京都)、瀬戸 内国際芸術祭(2019、高見島/香川)、個展「Through the lines」(2018、KUNST ARZT / 京都)、「村田のぞみ展」(2017、trace / 京都)、「祈り」(2016、GALLERY Maronie / 京都)。現在、京都精華大学大学院芸術研究科博士後期課程在学中。

和田 淳 WADA Atsushi
1980年兵庫県生まれ。2004年大阪教育大学卒業。2005年イメージフォーラム付属映像研究所卒業。2010年東京藝術大学大学院修了。 2002年頃から独学でアニメーションを制作しはじめ、「間」と「気持ちいい動き」を大きなテーマに制作を続けている。主な展覧会は、「注目作家紹介 プログラムチャンネル9 和田淳『私の沼』」(2018、兵庫県立美術館)、「和田淳展 私の沼」(2017、横浜美術館/神奈川)、「山村浩二が選ぶ 新生代アニメーションのつくり手たち」(2013、横浜市民ギャラリーあざみ野/神奈川)。主な受賞は、ベルリン国際映画祭短編部門 銀熊賞(『グレートラビット』2012)、ベネチア映画祭オリゾンティ部門 上映(『春のしくみ』2010)、ノーウィッチ国際アニメーション映画祭短編部門グランプリ(『鼻の日』2005)。現在、大手前大学准教授、大阪教育大学、京都精華大学非常勤講師。