Kumagusuku

reading club 最終章「THE ART OF MEMORY -Athanasius Kircherから考える-」 藤本由紀夫

「THE BOX OF MEMORY—Yukio Fujimoto」トークシリーズ

reading club 最終章「THE ART OF MEMORY -Athanasius Kircherから考える-」

藤本由紀夫(アーティスト)


reading club_06_banner-1

 

「THE BOX OF MEMORY—Yukio Fujimoto」では、滞在することそのものが展覧会を鑑賞することです。空間軸と時間軸のあいだでじっくり読み解いていく。kumagusukuの建物を、様々な記憶の引用が織り込まれた「書物」に変えたこの展覧会の鑑賞方法について、「読書」と呼び表してみたいと思います。

トークシリーズ「reading club(読書会)」では、各専門家をお招きし、鍵となる要素についてお話をうかがいながら、一冊の書物を読むように持続的経験の中で展覧会を鑑賞します。本展のアーティスト、藤本由紀夫さんに謎解きしていただく最終章は「記憶術」をテーマとします。架空の建物に記憶のモチーフを配置し、その中を回遊することで記憶を呼び覚ます記憶術の技法は、本展の参照項となりました。17世紀の修道士で発明家でもあったアタナシウス・キルヒャーを手掛かりにお話いただきます。

 

reading club 最終章「THE ART OF MEMORY -Athanasius Kircherから考える-」

2016年8月17日(水)19:00〜21:00 (展覧会内覧&bar 21:00〜21:30)

スピーカー:藤本由紀夫(アーティスト)

ファシリテーター:岡本源太(美学者/岡山大学准教授)

会場:KYOTO ART HOSTEL kumagusuku

料金:1,500円(展覧会内覧込み)

要予約

※イベントのみご参加希望の方は mail@kumagusuku.info まで、名前、人数、当日連絡可能な電話番号を記入しメールしてください。お手数ですが件名に「読書会予約希望」とご明記ください。

※イベント+宿泊をご希望の方は https://kumagusuku.info//reservation の予約フォームから、ご希望のお部屋タイプ(ツイン、ロフトツイン、トリプルが選択可)、8月17日の日付を選択し備考欄に「読書会予約希望」とご明記ください。

 

 

藤本 由紀夫(ふじもと ゆきお)

80年代半ばより日常のなかの「音」に着目した装置、サウンド・オブジェを制作。インスタレーションやパフォーマンス、ワークショップを通じて、空間における「音」の体験から新たな認識へと開かれていくような活動を展開している。国内では97年から一年に一日だけ開催する展覧会「美術館の遠足」を06年までの10年間、企画・開催し、鑑賞者のみならず美術館運営側にも新しい表現活動のあり方を提案し話題となる。01年ヴェネツィア・ビエンナーレの日本館代表としての参加に続き、07年には国際部門にて出品。2007年広島市現代美術館での個展をはじめ、西宮市大谷記念美術館、国立国際美術館、和歌山県立近代美術館の3館で個展を同時開催。最近の主な展覧会に08年「開館20周年記念コレクション+(プラス)ひびきあう音・色・形」高松市美術館(香川)、「小杉武久+藤本由紀夫展 音楽」国際芸術センター青森(青森)、09年「The Tower of Time」Ikon gallery(バーミンガム)、11年「耳をすまして-美術と音楽の交差点」茨城県近代美術館(茨城)など。

 

岡本 源太(おかもと げんた)

1981年生まれ。美学者。現在、岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授。著書に『ジョルダーノ・ブルーノの哲学』(月曜社、2012年[新プラトン主義協会賞])、共訳書にジョルジョ・アガンベン『事物のしるし』(筑摩書房、2011年)、等。http://passing.nobody.jp/

 

展覧会「THE BOX OF MEMORY—Yukio Fujimoto

会場:KYOTO ART HOSTEL kumagusuku

会期:2016年10月16日まで

出品作家:藤本 由紀夫  企画・コーディネイト:???? 美智子  宣伝美術:大西 正一

協力:OZASAHAYASHI、 神戸アートビレッジセンター、 東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

 

【お問い合わせ】tel: 075-432-8168  mail: mail@kumagusuku.info  https://kumagusuku.info/